赤ちゃんにもヘルペスはうつる!?知っておきたい予防策とその症状

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赤ちゃん

口唇ヘルペスになったことがある方が抱える悩みの中でも比較的多いのが、「自分の赤ちゃんにヘルペスがうつってしまったらどうしよう」というものです。大切なわが子、しかもまだ十分な抵抗力がついていない赤ちゃんにヘルペスがうつってしまったら…、なんて考えると、心配で気が気ではありませんよね。
ここでは、赤ちゃんにヘルペスがうつったらどのような症状が出るのかということについて詳しくご紹介します。

赤ちゃんにも感染することがあるヘルペス

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「ヘルペス」というと、大人が感染する病気、というイメージをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。しかしヘルペスは、赤ちゃんにも感染することがあります。
そもそもヘルペスは単純ヘルペスウイルスに感染することで発症する病気ですので、ウイルスに感染しさえすれば年齢に関係なくヘルペスになってしまうのです。

ほとんどの場合、大した症状は出ない

では、赤ちゃんにヘルペスがうつってしまった場合、どのような症状があらわれるのでしょうか。
大人が感染・発症すると患部がチクチク、ピリピリしたり潰瘍ができたりするヘルペスですが、赤ちゃんや乳幼児にこれが感染した場合、何の症状も出ないか、でたとしても風邪をひいたときと同じような症状が出るにとどまることがほとんどです。
そのため赤ちゃんにヘルペスを感染させてしまってもそのことに気付かない、というケースも珍しくありません。

ただしごく稀ではあるものの、かなり重篤な症状が現れる場合もあります。ご自身や周りの方にヘルペスの症状が出ていてお子様に以下のような症状があらわれた場合は、ヘルペスへの感染を疑い早めに病院へ行くことをおすすめします。

重症化するケース①ヘルペス性歯肉口内炎

 

赤ちゃんのヘルペスが重症化してしまった場合にあらわれる症状としてはまず、「ヘルペス性歯肉口内炎」が挙げられます。
これは赤ちゃんや乳幼児が単純ヘルペスウイルスに感染した場合に最も多く現れる症状で、高熱が出た後、
・口のまわりに水泡ができる
・口の中に水泡ができる
・口の中が真っ赤に腫れる
・歯茎が真っ赤に腫れる
・患部に痛みや出血を伴う
といった症状があらわれます。

またこれらの症状が出ているとミルクを飲みたがらなくなり、脱水症状を引き起こしてしまう可能性もあります。こういった場合は入院をして全身管理をし、点滴による治療をしなければなりません。
口の中や口のまわりにできている水泡は2週間程度で乾燥してかさぶたになり、完治してしまいます。

ちなみに赤ちゃんのヘルペス性歯肉口内炎に対しては、抗ウイルス薬やその作用がある軟膏、クリームなどが処方されます。

重症化するケース②新生児ヘルペス

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母体がヘルペスに感染している場合、胎内、あるいは出産時に通る産道において赤ちゃんに単純ヘルペスウイルスが感染してしまうことがあります。また母体がヘルペスに感染していなくても、生後間もない段階においてヘルペスウイルスをもっているご家族やご友人が赤ちゃんに頬ずりやキスをすると、やはり赤ちゃんにヘルペスが感染してしまうことがあります。

そして赤ちゃんにヘルペスが感染した場合、「新生児ヘルペス」を発症してしまう可能性があります。
新生児ヘルペスとは生後2~7日くらいに発症する疾患で、その症状としては、
・ミルクを飲む力が弱くなってしまう
・赤ちゃんの活動力が低下する
・肝機能障害
・黄疸
・呼吸障害
といったものが挙げられます。

またヘルペスウイルスが中枢神経にまで侵入して炎症を起こした場合、脳症を起こして深刻な後遺症を残してしまう可能性もあります。
そのため赤ちゃんに以下のような症状が見られたら、絶対に放置しないで病院へ行くようにしましょう。

<新生児ヘルペスが疑われる症状>

・ミルクを飲むのを嫌がる
・口の中が赤くなっている
・発熱
・呼吸音がいつもと違う

赤ちゃんへのヘルペス感染を予防する方法

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以上のように赤ちゃんにヘルペスが感染すると、場合によってはかなり重篤な症状が現れることがあります。そのためご自身はもちろんご家族や赤ちゃんに会いに来てくれた友人にヘルペスの症状が出ている人がいる場合、赤ちゃんにウイルスを感染させてしまわないようしっかりと予防策を講じる必要があります。

具体的な対策ですが、
・赤ちゃんに近づく時はマスクをつける
・手洗いを徹底し、清潔な手で赤ちゃんに触れる
・シーツやタオルを赤ちゃんと共用しない
・赤ちゃんに口移しで食べ物を与えたり、食器を共用したりしない
・赤ちゃんにキスをしない
といった方法が効果的でしょう。

また、普段からの再発予防がもっとも効果的なため、サプリメントを活用するのも1つの方法です。

ヘルペスは「リジン」を効率よく摂取することと、免疫力がポイントになりますので参考にしてみてください。

リジン配合のヘルペス専用サプリ

まとめ

以上の対策で赤ちゃんへのヘルペス感染を防ぐことができます。
ちなみに赤ちゃんへのキスですが、例えばヘルペスを発症しているパパとママがキスをした場合、ママにもヘルペスウイルスが感染している可能性があります。そのためこういった場合は、パパはもちろんママも赤ちゃんにキスしてはいけません。

そして赤ちゃんに少しでも疑わしい症状があらわれた場合には、放置しないでできるだけ早く病院に行くようにしましょう。

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