口唇ヘルペスは、人に感染させてしまう可能性がある病気です。そのため口唇ヘルペスを発症している時は、他人と交流する際、ヘルペスを感染させてしまわないよう十分注意する必要があります。
ここでは、口唇ヘルペスを発症している場合に守るべき、ママ友との間の暗黙のルールについてご紹介します。
目次
口唇ヘルペスはどのようにしてうつるのか
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスへの感染が原因となって発症する病気です。では、このウイルスへはどういった経路で感染してしまうのでしょうか。
単純ヘルペスウイルスへは、直接、もしくは間接的な接触によって感染します。具体的には、
・口唇ヘルペスの症状が出ている部分に直接触れる
・食器やグラスを使い回す
・ペットボトルの回し飲みをする
・キスをする
といった行為に感染の可能性があるといえるでしょう。
口唇ヘルペス発症中のママ友との間の暗黙のルール
上記のように口唇ヘルペスは、人に感染する可能性がある病気です。そのためママ友との間では口唇ヘルペスへの感染を防ぐための“暗黙のルール”がいくつか存在し、症状が出ている間はこのルールを守る必要があるようです。
では、ママ友との間の“暗黙のルール”には、どういったものがあるのでしょうか。
食器類の共用はしない
口唇ヘルペス発症中のママ友との間の暗黙のルールとしてはまず、「食器類の共用はしない」というものが挙げられます。
というのも口唇ヘルペスは、患部への間接的な接触によっても感染することがあります。そのためヘルペスの症状が出ている人が使ったグラスを他のママが使うと、グラスを介してヘルペスウイルスに感染し、口唇ヘルペスになってしまう可能性があるのです。
ママ友同士でランチに行ったときなど、「ちょっと一口ちょうだい!」といった感じで他の人が使ったグラスなどを共有することがあるかと思いますが、口唇ヘルペスを発症している時はこういった行為を控えたほうがよさそうですね。
ママ友の子供を預からないようにする
ママ友の間では、子供が自宅に遊びにきたり、少しの時間ママ友の子供を預かったりすることもあるかと思います。
しかしヘルペス発症中は、「他所の子供を預からないようにする」というのも暗黙のルールとしてあるようです。
その理由はとてもシンプルで、ママ友の子供にヘルペスをうつしてしまわないようにするためです。
上述のようにヘルペスウイルスへは間接的な接触によっても感染しますので、例えば預かっているママ友の子が、ヘルペス発症中の人が使ったグラスやタオルを使ってしまった場合、口唇ヘルペスになってしまう可能性があります。
また口唇や口のまわりにできた水ぶくれが潰れてしまった場合、そこからは大量のウイルスが排出されています。小さな子供には「ヘルペスがうつるから触ってはいけない」なんてことわかりませんので急に抱きついてくるなどいつウイルスに接触してしまうかわかりません。
そのためヘルペスへの感染を予防するには、症状が出ている間は子供を預からないようにするのが確実なのです。
ママ友と合うときはマスクをつける
ヘルペスの症状が酷くなると、水ぶくれがたくさんできたり、潰れたりします。そしてそこからは、大量のヘルペスウイルスが排出されています。
そうすると、ママ友たちの中には口にこそしないものの、「ヘルペスをうつされちゃったらどうしよう・・・」と不安を覚えてしまう人も多いようです。
そのためヘルペスの症状が出ている時にママ友と合うときは、「マスクを着用する」という暗黙のルールが存在することもあるそうです。
ただしこのマスクですが、不衛生なものを使っていたり長時間つけっぱなしにしていたりすると、症状を悪化させてしまうことがあります。そこでヘルペス発症中にマスクを使用する場合は、こまめにマスクを取り変えたり必要のないときはマスクを外したりするようにしましょう。
口唇ヘルペスが感染しやすいのは症状が出ているとき
ママ友間でも感染拡大が心配される口唇ヘルペスですが、この病気を人にうつしてしまうのは、症状が出ている時に限られます。
もちろんヘルペスウイルス自体を体の外に追い出してしまうことはできないのですが、症状が出ていない時は、神経細胞の奥深くに隠れてしまっているのです。
最近の研究では症状が出ていない時にも唾液の中にウイルスが出てくることがある、という報告がありますが、恋人間・夫婦間であればともかくママ友間で唾液を介した感染というのはまずあり得ないかと思いますので、症状がおさまってしまえば、感染拡大についてはそこまで神経質になる必要はないでしょう。
まとめ
口唇ヘルペス発症中は、ママ友との間でもいくつか気をつけなければならないことがあります。この病気は一度感染すると基本的には一生お付き合いしていくことになりますので、ママ友との関係を悪化させないためにも、ヘルペス発症中は感染の拡大に十分注意しましょう。