性器ヘルペスになった場合、病院に行かなければいけないことはなんとなくわかっても、何科を受診すればいいのか迷ってしまいますよね。
性器ヘルペスはできるだけ早く治療を始めることが大切ですので、いざというとき慌てないためにも、性器ヘルペスになったら何科を受診すればいいのか、しっかりチェックしておきましょう。
目次
性器ヘルペスは何科を受診すればいいの?
感染・発症すると性器やその周りに水ぶくれや潰瘍ができる性器ヘルペス。
基本的には皮膚症状であるもののその症状が出る“場所”が場所だけに、「何科を受診すればいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
基本的には皮膚科を受診
性器ヘルペスを発症すると、性器やその周辺の皮膚に以下のような症状があらわれます。
・赤いブツブツ
・水ぶくれ
・潰瘍
・びらん
・痛み
・痒み
このように性器ヘルペスは“皮膚に”症状がでる病気ですので、基本的には皮膚科を受診することになります。
女性は婦人科、男性は泌尿器科でもOK
性器ヘルペスは皮膚科で治療してもらうことができますが、女性の中には、内診台や間仕切り等がない皮膚科の診察室で患部を診てもらうことに抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
そういった場合は、婦人科を受診されることをおすすめします。性器ヘルペスは性感染症の一種であり婦人科では性感染症一般についての診療も行っているため、適切な治療を受けることができます。
女性医師が在籍している婦人科であれば、抵抗感なく受診できるかもしれませんね。
また男性が性器ヘルペスになった場合は、泌尿器科で治療を受けることもできます。
性器ヘルペスの治療は薬物療法によって行われ、受診する診療科が変わったとしてもその治療方法はほとんど変わりません。
性器ヘルペスは放置しておくと治るのに時間がかかってしまいますので、気になる症状があらわれたときは皮膚科か婦人科、泌尿器科を受診しましょう。
病院ではどんなことをするの?
性器ヘルペスに感染した場合、性器やその周辺が赤くなったり、水ぶくれや潰瘍ができたりします。
ただしこれらの症状は他の性感染症が原因となってあらわれることもあるため、まずはその症状が性器ヘルペスによるものなのかどうかについて調べなければなりません。
そこで病院ではまず、病変部の細胞を採取し、どのようなウイルスに感染しているのか調べます。
そして検査の結果ヘルペスウイルスに感染していることが発覚した場合は、抗ヘルペスウイルス薬を使った治療を行っていくことになります。
また初感染時など症状がかなり重く発熱やリンパ節腫大といった全身症状が出ているような場合は、入院をしたうえで点滴による治療が必要になることもあります。
性器ヘルペスは必ず病院に行かなきゃダメ?
皆様の中には、「性器ヘルペスって必ず病院へ行かなきゃいけないの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにヘルペスの薬はドラッグストア等でも販売されているため、こういったものを使えば病院に行かなくても治せるのではないか、なんて考えてしまいますよね。
しかしドラッグストア等で販売されているのは同じヘルペスでも“口唇ヘルペス”を治療するためのものですし、性器に赤みや水ぶくれがあるからといって、それが必ずヘルペスによるものであるとは限りません。
そのため性器ヘルペスへの感染が疑われる症状が出ている場合は、必ず病院へ行くようにしましょう。
まとめ
性器ヘルペスの治療は、皮膚科や婦人科、泌尿器科で受けることができます。
ヘルペスは治療開始が遅れると症状が重篤化して治るまでに時間がかかってしまいますので、疑わしい症状が出ている場合はできるだけ早く病院へ行くようにしましょう。